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株式会社ヴィックの技術ブログです。

建築情報学会Fesにメンターとして参加しました

viccは建築情報学会のワークショップ『Fes 2024』に、メンターとして参加しました!

ais-j.org

viccは、建築情報学会の賛助会員企業であり、学会との関りを積極的に深めようとしています。

Fesでは、viccチームを含む複数の社会人チームごとに、全体の課題に対して取り組み方を提示し、学生メンバーにその方法でコンピュテーションを学びつつ取り組んでもらいました。
そして、今回の課題は「集合住宅をデザインする」でした!

今回参加した社会人チームはそれぞれ会社単位で参加しており、みなさんは日本および国際的な建築プロジェクトで活躍する建築家やデザイナー、またエンジニアとして、学生メンバーのメンターを務めました。

この課題は意匠的なものですが、viccのビジネスモデルのひとつである生産設計BIM*1の観点から考えました。

viccチームの学生メンバーによる生産設計のプロセス

viccチームは、ガラスが映えるファサードの集合住宅を設計することにして、デザインだけでなく、その形状を生産設計的なアプローチでいかに実現させるかを考えました。

これを「5つのステップ」というフォーマットに落とし込み、学生メンバーと共有しました。

viccチームの5つのステップ(Kick-offの配信より)

学生メンバーはmiroを使ってわからないことを話し合ったり、社会人のメンターに質問したりしてこの課題に取り組みました。

viccチームのmiro

viccで普段使っているEleFrontというGrasshoperプラグインを使って、ジオメトリをBIMの手法で扱う方法を伝え、また、viccスタッフと学生メンバー、そしてRemoSharpというGrasshoperプラグインを導入して、リアルタイムでアルゴリズムを共同編集するという手法を取ってみました。

www.remosharp.com

学生メンバーはわずか1週間で、ビルに住む人々と訪れる人々のための共有スペースを備えたガラスの集合住宅を設計しました。また、生産性を考慮してガラスパネルの曲率を分析しました。

viccチームでは、製作についても考える必要があったり、Grasshopperの共同編集にも慣れないことが多くあったかと思いますが、素晴らしいアウトプットを作ってもらいました!楽しみながら学んでもらえたようでとてもよかったです。

今回viccが業界にいくらか貢献出来てとてもよかったです。

またviccとして学会のイベントに参加したいと思っています!

みなさんありがとうございました!

そして学生メンバーの坂本さんと林さん、お疲れさまでした!!

(生産設計BIMやRemoSharpに関する技術編も執筆予定です)

*1:生産設計BIMを含めたviccのビジネスモデルについては以下から確認してみてください。

blog.vicc.jp