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ASAI 2025年カンファレンス報告会

みなさま、どうもこんにちは、VIZチームの照井です。 今日は私が去年参加したアメリカを拠点とする建築イラストレーターの世界的な団体『American Society of Architectural Illustrators(以下ASAI)』の東京カンファレンスをレポートします。

ASAIでは、年に一度『Architecture in Perspective(以下AIP)』というコンペティションを開催しており、世界中の建築レンダラーやイラストレーターたちがしのぎを削る場となっています。 「American Society」とついていますが、世界中の企業が参加しており、日本からは日建設計、竹中工務店、清水建設をはじめ、 海外からもPureblink、Dbox、Neoscapeなど、建築、CG業界を牽引する著名なスタジオが名を連ねています。

ASAIのカンファレンスは世界各地を持ち回りで開催されており、近年ではロンドンやテキサスで開催されました。そして2025年は実に10年ぶりに日本(東京)が開催地となりました。 アジア支部代表を務められている日建設計の山田様、トム様のご尽力もあり、10月3日に六本木の泉ガーデンタワー(住友会館)にて授賞式ディナーが執り行われました。

私は2019年からASAIに参加していますが、リアルカンファレンスに出席する機会をずっと心待ちにしていました。 それまでは時差の影響で日本時間の深夜から始まるオンライン配信の画面を毎年眺めては朝方に寝落ちしていました。 なので2025年に東京開催という絶好の機会があったことは何より幸いでした。

住友会館エントランスロビー

豪華な住友会館のエントランスには圧倒されました。 式典にふさわしく見事な華を添えていました。

麻布台ヒルズレジデンスを​眼前に、眼下には​ガーデンプラザが見下ろせます

授賞式の​様子

世界中から​建築イラストレーション、​パースに​携わる​方​々が​100名近く集まりました。 会員以外の同業者やスポンサーのほか日本の大学生の姿も多く見られました。​​ 彼らが今後コンペティションに参加してくれることを心待ちにしています! 同じコンペティションに参加したからにはライバルだからな!負けないぞ!

その年の​トップには​20世紀前半に​ニューヨークで​活躍した​建築レンダラーの​ヒュー・フェリスに​ちなんだ「ヒュー・フェリス賞」​が授与されます。​

授賞式で​入賞者には​一人ずつ直接賞状が​手渡しされます。​ 2025年度、私は光栄にもレンダリング部門での審査員賞 Jurors Rendering Awardをいただくことができました。 自分の作品が、尊敬する世界のトップクリエイターたちの目に留まり、評価されたという事実は、これまでの制作活動における大きな自信となりました。

AIP39年会長の​トム・ガステル氏と

いただいた表彰状

コロナのパンデミックを経てオンラインでの配信コミュニケーションが飛躍的に発達したことで世界はかつてより身近になったように感じられます。

しかし、やはり直接対面して得られる感覚は別物でした。 私たちの仕事はネット上のメールのやり取りだけで完結することも多く、CG関連のWebサイトにクレジットがあっても直接お会いすることがなければ、どこか実感のない幻のような存在に感じていたことが私は過去にありました(笑)。 だからこそ、画面越しや誌面でしか知らなかった世界中の会員同士が、一つの場所に集まり対話できるこの機会は、何物にも代えがたい貴重な時間となりました。