ブログ編集担当のまかなえです。月1でブログの記事や会社の仕事を改めて紹介したり、BIM界隈で話題のトピックについて書いてみる企画、2023年4月号をお送りします。
まずは今月上がった記事の紹介から。
BIMの基礎となり、業務で必要そうな用語を集めてみました。こういう言葉や概念をかみ砕いてつかいこなせるかが、BIM普及のはじめの一歩なのかも。
生産設計実務に根差した超泥臭い記事です。が、改めて見ると、これは「BIM実務の用語集」で出てきた"LOD"の設定そのものでは?とも思えます。どこでどのような詳細度合いのモデルをつくるかによって、業務量も効率も変わってくるので、業務開始前には慎重に話し合いをしたいところですね。
石原先生の読書ブログです。個人的に、あんまり組織論的な話を好んで読んでこなかったのですが、勧められて読んでみると面白いものですね。
有澤さんの線画パースについての記事です。非常に緻密な手仕事が高品質なパースには隠れてるんだな!いうことが、この記事を読んで改めてわかりますね。単純に線画をレンダラで描きだして重ねるのではうまくいかないんだなと実感できます。
今月のトピック「曲面形状座談会」
4/12に「曲面形状座談会」を行いました。建築情報学会WEEK2023でのラウンドテーブル企画「曲面形状を実現させるための設計」を受け、話したりなかったことをさらに話す企画でした(終了しています)。
諸事情によりぼくが初めてモデレーターをやることになったのですが、なかなか難しい!と強く思いました。
開始前は、始まれば皆さん勝手に盛り上がってくれるんじゃない?みたいなぼんやりしたことを考えていました。しかし、議論の初めの方は、やはり皆さんそれぞれで様子を伺いがちというか、どういう糸口で議論に入ろうか考えていらっしゃる様子。改めて考えると、初めての会だと(僕も含め)みんなそうなりますよね…。
さらに、参加者数の多さにも驚きました。「オンライン参加者10人くらいじゃね?」と思っていたら、当日はまさかの50人の参加(ありがとうございます)。開始直前にその数値を見て僕は結構緊張してしまい、初め15分くらいは焦りつつ必死に会話をつなげていました。
すると、時間がたつにつれて参加者の方がどんどん勝手にお話ししてくれるようになりました。皆さんがぼくに助け舟を出してくださった部分も大いにあると思いますが(笑)、30分が過ぎるころにはもうモデレーターなしでも会話が盛り上がっていたように思います。
モデレーターの役割は「はじめに場を温めること」なのかも、と思いました。自分が主な発言者ではないので、参加者の皆さんがどんどん自発的に話ができるように、話の交通整理をしたり他の人に振ったりして、おしゃべりの初めに場をあっためておくのが仕事なのかなと。最終的にモデレーターなしでも議論が盛り上がってくれば大成功なんでしょう。
そして、パネルディスカッションのモデレーターをやっている大学の先生、テレビの司会者さんはまじですごいな!と思いました。もっと勉強して場数を踏んで、うまくいろんな人の話が引き出せるようになりたいなー。
この座談会のダイジェストと、後半の未配信部分のまとめも、ブログの記事として出す予定です。お楽しみに。
ではまた来月!