VRと3Dを愛する皆さん、こんにちは。
五反田の秘密結社ことHoloLabさんが毎年やっているプライベートカンファレンスに参加してきました。
ヴィックからすると微妙に競合他社でもあるのですが、得意分野がずれているため「協働他社」にもなりえるので以前から交流があります。
いやー、盛り上がっていましたね。こういうイベントで成果を公開して刺激していくスタンスは見習わなくてはという気持ちになりました。
基調講演から始まり、HoloLabさんの顧客企業や各種デバイスやソフトウェアのベンダーのプレゼンが豊富にありました。
最初の基調講演では昨年の振り返りからHoloLabさんの現状を中村薫さん、伊藤武仙さんが話していました。
昨年2023年はコロナ禍中であったり、Micorsoftの大量解雇など事業環境の苦しさが目立ったのに対して、今年はHoloLabさん的には事業領域が広がっていくのと同時にアツいデバイス(Apple Vision ProやMeta Quest 3)が登場して、明るい雰囲気でした。
もちろん、楽観的な話ばかりではなく、国内外で自然災害や戦争はあるし、円安と物価上昇で出張のホテル代がとんでもないことになっていたり…という話もありますが、いいデバイスが廉価に普及してくると、これまでオモシロ技術というような扱いだったものが現実的な商用利用される可能性が高まる状況が生まれているので、「改めてXR・空間コンピューティングをやりませんか」というメッセージが響く時代が来ているな―と感じました(Vision Proはめちゃくちゃお高いですが)。
各セッションを拝見していても、例えば、自己位置推定の技術やモデルと現実の重畳技術が成熟してきたんだということがよくわかります。
Silver Bullet Clubというおちゃめな名前のユニットがあるらしく、個人的にはその方たちのプレゼンを特に興味深く拝聴しました。
以前からBIMからDBを経由してのダッシュボーディングをやられているのは知っていたのですが、ChatGPTなどAIとの組み合わせでさらにできることが広がっており、来る建設業の苛烈な人材不足時代に活躍する予感がします。
その他のセッションでも社員の方の話している姿から会社の楽しそうな雰囲気が伝わってくるので、営業、採用そのほか多面的な効果がありそうです。
できれば達成した成果に加えて背景の技術の話をもっと深掘りして聞きたいという欲望が出てきますが、若干オタクの会話になりそうなので、それは合同勉強会などでやる方がいいかもなというようなことが頭の中に浮かびます。 Apple Vision Proをかぶれるコーナーがあったのですが、人気すぎて整理券がすぐにはけてしまったので、いずれ会社訪問して遊ばせてもらわばなりません。
HoloLabさん、ありがとうございました。