概要
Cursorは、プログラミングのエディタであり、Visual Studio Code(VS Code)をベースにしています。
ChatGPTと連携することで、効率的にコードを書いたり、バグを修正したりすることができます。
ちなみに、2024年現在、制限付きではあるものの、Cursorを経由することで無料枠でChatGPT 4oを使えるという魅力があります。
このブログエントリーでは、Cursorの概要と具体的な手順、そして気を付けるべきポイントについて説明します。
Cursorの概要
まずは公式サイトへ
Cursorは、VS Codeをベースとしつつ、生成AIを活用する機能が拡張されたツールです。
ChatGPTのようなAIと連携することで、以下のような利点があります。
- コードの自動補完
- バグの検出と修正提案
- コードのリファクタリング
- ドキュメントの生成
VS Codeに慣れている人にとって、生成AIによる生産性向上を既存のワークフローに組み込むのに非常に便利なものです。
基本的にVS Codeで使えるエクステンションはインストール可能なので環境の移行に困ることがありません。
インターフェースも見慣れたもので、違和感なくなじめるでしょう。
初めてプログラミングをやってみる人にとっても、Cursorは非常に有用です。
直感的なインターフェースと強力なAIサポートにより、コードの書き方やデバッグの方法を学ぶのが容易になります。
特に、ChatGPTのリアルタイム補完機能や修正提案は、初心者がつまずきやすいポイントをサポートしてくれます。
これにより、プログラミングの学習曲線を大幅に緩和し、よりスムーズにスキルを習得することができます。
若干色々な説明がVS Codeを知っている前提になっている感があるので、わからないときはまずVS Codeについて調べることになります。
とはいえCursorの方がAIが統合されている分、初心者にもオススメです。
具体的な手順
Cursorのインストール
まず、Cursorをインストールします。公式サイトからダウンロードし、インストール手順に従ってください。
Pricing>Freeのところにリンクがあります。
プロジェクトの設定
インストールが完了したら、プロジェクトを設定します。新しいプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを開きます。
よくわからんという人はFile > New Text Fileで。
ペアプロの開始
プロジェクトが設定され、ChatGPTとの連携が完了したら、ペアプロを開始します。Cursorのエディタでコードを書き始めると、ChatGPTがリアルタイムで補完や修正提案を行います。
行き詰った時にctrl+Lでチャットを立ち上げて「○○を◇◇に変換する処理ってどう書いたらいい?」などと訊いてみましょう。
あるいは、自分で書き進めてから、書き換えたい範囲を選んでctrl+Kを打つと吹き出しのようにプロンプト入力欄が出てきます。
やさしい!
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気を付けるべきこと
- セキュリティ
これは生成AIとは関係ない一般論ですが、APIキーやプロジェクトのコードは外部に漏れないように注意しましょう。
特に、公開リポジトリになんらかのアクセスキーを含めてしまうというようなミスが惨劇を生みます。
生成されたコードをよく読まずに動いたからCommitなどという不届きな輩には天罰が下ります。
- AIの提案を鵜呑みにしない
ChatGPTの提案はあくまで補助です。 最終的な判断は自分で行い、提案されたコードをしっかりと確認しましょう。
CursorとChatGPTを活用することで、効率的にプログラミングを進めることができます。ぜひ試してみてください。