まかなえです。去年の10月に子供が生まれ、半年間の育休を取りました。
いろいろと新しい体験だったので、どんな感じだったか書いてみようと思います。
育休については↑の石原さんの記事もあるのでぜひよんでみてね
なぜ(半年)とった?
まず、奥さんが個人事業主として働いており、あまり長く休業したくないなー、という奥さんの希望がありました。
僕自身としても一生のうちにあんまりないことなので、子供の成長をちゃんと見たいと思っていました。
調べてみると、僕が会社員として働いていたため、育休期間中は半年まで、お給料の8割ほどの給付金が出る、ということもわかりました。
以上を踏まえ、予定日が11月の上旬だったので、10月から奥さん育休、里帰りせず出産→僕が育休取って家事育児担当→奥さん2月に仕事再開→4月から子供を保育園に預けて同時に僕が仕事復帰というプランをたてました。完璧!
とる時の周りの反応
会社内では
4月ころから「とります!!!」と僕が言い続けていたので、あまり驚きはありませんでした。
そもそも僕の前に3人が取得していたので、割と当たり前っぽく受け止められた感じがあります。(その時のレポートは↓の記事をどうぞ)
ほかの会社員のみなさまを見ていると、男性で育休を取りたくても取れない人もいまだに多い感じがするので、その点では社長や同僚の理解には恵まれたなーと思います。
お客さんからは
一部のお客さんから「え、休むの…?」という若干ネガティブな反応がありました。仕事のことが心配なのは理解できるので、相談して早めに同僚に引継ぎをし、育休ひと月前の10月からは社内の仕事だけをするように調整しました。
さらに社長からもお客さんに直接話していただき、理解を得ることができました。
そのほか、周囲では
奥さんが周りの人に言ったところ、「時代だねえ…」「そんなに休んでどうすんの?(引き)」という反応があったようです。
助産院では「ここ2-3年でぐっと増えてる印象がありますよー」とのことでした。やっぱり国の制度が多少効いてるのでしょうか。
いきなり!育休開始
こんなふうに作戦を立て、周りへ連絡し、さあ10月、奥さん産休開始…と思っていたら、10月第1週に生まれちゃいました。なんなの。
早朝に破水、陣痛がきて15時頃に完了という爆速出産だったので、心の準備も何もあったものではありません。入院期間中に残りの社内仕事の引継ぎをし、なし崩し的に育休が始まってしまいました。
今にして思えば、ひと月前に社外の仕事の引継ぎを済ませておいたのは大正解でした。出産はなにがあるかわからないものですね。
育児家事で1日終了
はじめの1か月は、3-4時間ごとに夫婦どっちかが授乳していて、二人とも若干ぼーっとした状態が続きました。
2-3か月が過ぎると、子供は多少まとめて寝るようになり、僕らもすこし頭がはっきりしてきました。よく寝るし、ミルクも母乳もガンガン飲んだので、比較的楽な赤ちゃんに当たったんでしょう。かわいいし。
あと、この3か月ほどの間で家事を主体的にこなせるようになったと思います。これまでは僕が1やる間に奥さんが2やっちゃう、やる時も奥さんから指示を受けてやる、という感じだったので、負担が平等にできてよかったなと。
で、こんなことをやっているとほかに何もできません。単純に育児家事をこなしてると1日が終了してしまうので、育休中の学びなおし?なにそれおいしいの、という感じでした。
認可外保育園にトライ、復職
2月から奥さんが仕事に復帰すると同時に、子供を認可外保育園に預けてみました。認可保育園にお願いする前に、一度保育園ってどんなものか、どんな準備をしなきゃいけないのか、すこし預けて試してみようか、と話していたのです。
園自体はとてもアットホームでいいところでしたし、子供がいろんな人に触れる機会になってよかったです。ただ、後になって入った認可保育園と比べるといろいろなところが違っており、親の「保育園慣れ」にはあまりならんかったな…と感じます。
ただ、預かってもらってようやく、落ち着いて休憩したり、勉強する時間をとることができました。僕は前からやってみたかったatcoder(競技プログラミング)を始めてみたのですが、基本的なアルゴリズムや計算量の知識が足りないことに気づけました(現在も継続中です)。
4月頭から子供は認可保育園に入園し、後半に僕は会社に復職しました。目下一番の心配事は、子供が保育園からもらってくる風邪です。すでに何度かかかりましたが、大人の風邪とちがって妙に長引く。。
みんな育休をとるべき?
育休をとってみて、「半年とらないとかなりきつかったな…」と思います。
僕ら夫婦は近くに親戚や父母がいない状態で暮らしていますが、そんな状況で子供が生まれてみると、奥さんのほうは出産直後で身体的にしんどく、生活を回せるのが僕だけという状況になるわけです。それで僕が日中フルタイムで働くのはかなりしんどい。
(まあそういうご家庭はよくあった/あるんでしょうが、なるべくなら余裕をもってたのしく日々をすごしたいですよね…時代も進んでいるわけですし)
だから最低3か月、できれば半年は、男性育休として違和感なくとれるようになってほしいなー、と感じました。
ただ、例えば両親と同居していたり、近場に頼れる人がいたりして、産む側がケアを受けられるなら、全然話は変わってきそうです。それなら僕がゴリゴリ働き続けても大きな問題は出ないかも。
結局のところ、スタッフそれぞれの希望やキャラクター、生活環境に合わせて、休み方や働き方をカスタマイズできること、そのために同僚やクライアントと調整ができることが大事なんでしょうね。
育休でもなんでも、制度だけがあってもうまく働かない、うまくいくには会社の体制や雰囲気がすごく大事なんだな、と思いました。その点弊社はいい会社だなと(お、PRぽくなった)。
まとめ
まずは会社の皆さんに育休をとれた感謝を。
今後も僕の育児は続きますし、ほかのメンバーにも育児や、その他いろいろなライフイベントが起きると思います。それらに柔軟に対応してもらえる/できるような雰囲気と体制を会社につくっていきたいし、クライアントや仕事の関係者にもなるべく協力できるよう、余裕をもって仕事に取り組みたいなーと思っています。