vicc blog

株式会社ヴィックの技術ブログです。

VIZチームに加わりました!

こんにちは、11月より新たにviccのヴィジュアルチームに加わりました照井と申します。 この度ごあいさつがてら色々と語りたいと思います。

経歴を簡単に紹介しますと、大学では美術史専攻でしたが、建築を学び設計事務所から建築CGパース会社へと異色の経歴でもあります。

絵について語ることを専攻していたはずが、今ではPhotoshopを開かない日はないという日々を過ごしております。 同じ経歴の人はまだお会いしたことがないですね。

viccのVIZチームは30代前半以下の若手でありながらヴィジュアルのアウトプットレベルが高く、建築ヴィジュアルの多彩な表現のチャレンジ精神が非常に高いことに惹かれてこの度私もviccに入社しました。

viccの松谷、有澤と同じく実は私も会社に所属する傍ら日本アーキテクチュアル・レンダラーズ協会(以下JARA)http://www.jara-net.com/に所属してます。 2018年に入会してから5年半といったところです。 年に一度の展覧会、会員同士での勉強会、知り合った方と飲み会を行いながら同業他社の方たちと近況や業界あるあるネタを気楽に共有しあっている団体です。

世界では日本以外にもパース団体がありその内、アメリカ主体のAmerican Society of Architectural Illustrators(ASAI)https://asai.org/という団体にも私は参加しております。

ASAIではArchitecture in Perspective(AIP)というコンテストを年一回開催しており、世界中のCGレンダラーが応募しています。 株式会社 日建設計、株式会社 竹中工務店、清水建設株式会社、Pureblink、Dbox、neoscapeincなど有名会社様が多数参加。 コンテストの1位は20世紀初めのレンダラーであるヒュー・フェリスにちなみヒュー・フェリス賞を授与されます。

建築CGという職業柄どうしても個人プレー、会社単位になりがちなので同業者と話しあえるというのは仕事の息抜きにも大変なっています。 最新の業界ニュースやソフトを他社の方と話してみるのは自分にはない見解が必ずありハッとさせられることが多く、個人的にはこのような繋がりがあるおかげでこの職業を続けられていると感じています。

JARA、ASAIの展覧会ではいつも自主制作を出品しております。出品するにあたりクライアントの許可を得づらいというのもあるのですが。。。

最近の建築CG業界はソフトの進歩が目覚ましく、もはやフォトリアルというのが珍しくもなりつつある中で、普段の実務から少し離れて表現の幅を試してみる実験的な場として私は活用しています。 表現の幅を増やす為に好きな建物、印象に残った絵画やゲーム、映画の1シーンを真似してみるのもよいと思っています。

自主制作で大切なのは途中で投げ出さずに一度カタチにして他の方に見せてみることだと思っています。これが当たり前のようでなかなか難しい。

そもそも制作環境が整っていない方もいらっしゃるでしょうし、実務をやりながら自主制作も作るというのはなかなかエネルギーもいります。

作ってみたとしても他人に見せるのが恥ずかしい、もう少し上手くなってから見せよう、見せて意見を貰えるような人がいない、SNSにアップしても何もリアクションが返ってこないetc あるあるです!

しかし、パース以外のことでも何か上手くなりたいと思った時に他人からの評価はさけて通れません。また、評価される経験があったほうが上達はより早くなるはずです。 かくいう私も他の同業者、あるいは全くお会いしたことがない方からどう評価されるのかは知りたいと思っております。好評も不評もあるでしょうが上等です。

viccのVIZチームでは代表の渡辺も踏まえて絵作りについてフラットに議論をしあいながら進めております。 本日も終了した案件の3枚の画像について1時間以上議論していました。 振り返りと次への改善の積み重ねを重視しています。

次回は松谷、有澤の記事のように私の過去作品をもとにヴィジュアルについて具体的に語りたいと思います。

VIZチーム 照井悠大