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株式会社ヴィックの技術ブログです。

読書ブログ『ティール組織--マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』

どうも、アフィリエイトで小遣い稼ぎをしようとしてできていない読書ブログです。

いや、そもそもコスイ考えで動いているから稼げないんだという視点もあるかもしれません。

「なにを言っているんだ、稼ごうという気持ちが企業活動のガソリンだろう!」というそこのあなたに読んでほしいのがこの本です。

まずもって「ティールってなんだよ、なんかの造語かな?」と思うわけですが、このティールというのは色の名前なんだそうで、 人類の歴史的展開の中で現れた組織形態をモデル化して、それぞれイメージカラーを割り当てたときに、進化の一番最後に出てきている色がティール(鴨の羽のような青緑)なんだそうな。

稼ごうという気持ちで走っている普通の現代社会の営利企業はオレンジにあたり、ティールの2つ前です。

個人的な理解ですが、この本で紹介される数多の事例は「数値目標とか形式的なルールで縛って人を動かすよりも、会社の価値観を共有して自由に動いてもらう方が結果的に効率が上がってお金が儲かる」という原理が通底しています。

出てくる話の中には「へーなるほど。それはそうかも」というものもあれば「いやいや、ほんまかいな?」というものあり、筆者の説明になんとなく宗教染みたものがあり引っかかるところもあります。

とはいえ、IT業界を中心に、ずいぶんと前に流行った本でもあり、NETFLIX本(NETFLIXの人事や組織文化を紹介した本)などを読んでいても類似の思想が良く出てくるので汲み取れる有益なエッセンスは多くあります。

多くの経営者にとって取り入れるのに心理的ハードルが高い組織形態であり(単なる野放図と化す懸念が常に首をもたげる)、また、実際に紹介されている事例企業も実は今はティール組織としては運営されていないというものもあるようですが、会議体の運営時に使える慣行(本題に入る前に今の気持ちをさっと述べるチェックインだとか)は興味深いです。

多くの人が誤読している点ですが、そもそもこの本では「ある組織がティールだ」と分類することはできないというようなことを注記しています。

組織の行動様式がティールまで含んでいる(同時にそれより前の進化形態であるグリーンやオレンジの様式でもこの組織は行動できる)と見ることが出来るだけで、その組織のすべてがティールだとは言えないとのこと。

すべてが納得できるものでなくとも、少しでもいいなと思う視点や慣行があれば組織に取り入れることで組織文化が進化すると考えると、気楽に活用できるかもしれません。

個人としてはチーム運営に際してアンバーやオレンジ的にやりたい(軍隊式にサー!イエス!サー!で進めたい)気持ちが芽生えたときに「グリーンやティールの方がうまくいくかもよ?」と思い返して手に取っている本です。