日本には、「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますね。 調べてみると海外にも似たような言葉があるようです。
最近はこういった言葉は使われているのでしょうか?皆さんの潜在意識の中にこういった感覚はありますか? 私は昔からスポーツをするのが好きで運動部に所属していました。運動部の先生や顧問から、目先の勝ちや負けもあるけれど、「同じ釜の飯を食う」これを一緒に体験した仲間と共有した時間は財産になる…、大人になったらわかる…こんなことをいわれたことを思い出すことがあります。
昨年の4月から、会社で始まった読書会
いままで実施した、書籍タイトル
2024/03/21 ワイズカンパニー
2024/04/19 OKR
2024/05/23 チャレンジャー・セールス・モデル
2024/06/19 コーポレート・レベルズ
2024/08/01 すべては1人から始まる
2024/09/05 カスタマーサクセス(青本)
2024/09/30 カスタマーサクセス(赤本)
2024/11/07 測りすぎ
2024/12/03 改訂版 イシューから始めよ
2025/01/27 数値化の魔力
2025/03/03 BIG THINGS
おっ、気づけば、約1年つづけてきている…
振り返ってみると、会社の持っている課題に対しての本が多いですね。 我々の会社に足りないところ、取り入れるべき要素。「この辺があまりうまくいっていないな、苦しい思いをしたな、している」「この本から○○を学んで良い方向にいけるかな」期待やそういったところもあるかもしれない。
読書会を通して、感じること
できていることできていないことを自覚させられる=状況を客観視できる感じがする
- 本を読むことによって、自身や会社がどのような状況であるかをを顧みることができる。
- 時にできているなと嬉しくなり、時に苦しくなったりもする。
異なる視点を得る=視点が広がる感じがする
- 自分一人では思いつかない考え方や新しい視点に触れられる。
会話のきっかけが生まれる=社内でのつながりが深まる感じがする
- 同僚と、社内での会話のきっかけが生まれる。結果として、仕事のしやすさやチームワーク向上にもつながるかもしれない。
社内文化を育む要素として感じる
- 読書会をしながら、共通の価値観や考え方を共有することで、より良い職場環境を築くことがきる気がする。
読書会が始まってからを振り返る。同じ本を読んだ同僚と社内で…
NAOKIくんと 話のネタが増えた
週一回くらい?彼とオフィスで会うことがある。(われわれの会社は、原則週2日オフィス出勤としています。残りは在宅ワーク。)彼とは読書会をする前から話しを良くしていますが、読書会を初めて以降、よりネタが増えた気がしています。今度の読書会は何をよもうか?この本あの本、○○しかじか。そこから派生して、よその会社のここがこういう○○な施策をしていて良いと思う、我々の会社でもこういったことができそう…など
KANTARO君と あの本のあれ…
社内の何かを整備していたときのことだと思う…最近記憶力の低下を感じている。対策考えねば
「小西さん、なぜこれはこんなことになっていますか?」「これは○○しかじかこうすべきでは?」
「…」
「そいえば、こないだ読んだ本でこう書いてありましたね。覚えています?あの本のあれどう思いました? 」
「よいと思った」
「であれば、これは○○しかじかだからやっぱりこれが良ですね、こうしましょうよ!」
「あ、そうだね、うん、すごく良いと思う!そうしましょう!ありがとう!」
本のことを少し忘れていて、おぼろげな私に上手に説明してくれて、良い方向にもっていってくれました。彼は本当に状況の整理とまとめるのが上手!いつもありがとう!
TAKAHIRO君と 有益な情報の共有
読書会の8回目、彼がこの本を推薦して読書会が行われた回があった。
「イシューからはじめよ ISSUE DRIVEN」、これはわたしの好きな本の一冊となりました。
彼は、博学で物知り。私にいろいろなことを教えてしてくれる同僚の一人です。TVでやっている雑学王選手権にでもでてみてほしいw
先日の1on1ワークショップのグループディスカッションの際に、「1分間で自分の関心事を話す」 こんな話をする一幕がありました。
彼は、「将来ビールの醸造所をつくる。」
わたしは、「不動産王になる。」そんな話をしていました。
良書を薦めてくれたり、わたしにとって有益な情報をくれる。
昨年の忘年会でそれらの話をしているときに、「私の財産告白-本田清六」の本(財テク・不動産の内容含む)とTRANBI(M&Aプラットフォーム)を教えてくれました。どちらも私の興味関心をひくものでした。
TRANBIはさっそく登録をし、つい先週、有償会員になった。興味をもった事業についてアプローチし始めた。彼から得た情報でわたしの夢的なものへのアプローチはブーストしている、とても感謝しています。
KENJIさん(代表)と 「Issueから始めよう」
今チームでダッシュボード作成に着手しています。BIツールの使い方を学んだりしながらなのと不慣れなところもあり、牛歩のあゆみです。フェーズ1は終わりフェーズ2が始まります。利用目的とターゲット設定をするために、代表とコミュニケーションしていました。
「コレいいね!」
「アレイいいね!」
「このてのものだとこれがあるべきだよね…」
「これもあったらいいな…」
「体裁的にはあれもないと…」
有象無象に話がでてきます。
私は質問を繰り返しました。
「コレがいいのはなぜですか?」
「アレがいいのはなぜですか?」
「体裁的…だれのための、何のための体裁ですか?」
「コレ、アレ、ソレ…実際利用しますか??」「本当に必要ですか?」
なぜ?なぜ?なぜ?を繰り返しても、「今、答えを出さなければならない問題」=「白黒すべき問題」ではありませんでした。わたしはしつこかったので代表に嫌な思いをさせたと思います。
しかし、ISSUE DRIVEN の信者になる意思を固めた私は…
「ISSUEから始めたいです」「ISSUEから始めましょう」と引きませんでした。
30分近くずっと耳を傾けて、問答を繰り返しているうちに、
「そいえばこういうのが欲しい」
「なぜですか?」
「こういう問題に直面している…○○しかじか、それがほしい!最優先でほしい!」
「イシュー」と呼べるものが発掘され、最優先として着手することになりました。
まだまだ、上手に「ISSUE DRIVEN」できていませんが、「犬の道」に入らず、「イシューから始める」ことにいきつきました。 KENJIさんも本を読んでいたから、私がそういった思考で多少しつこくても、付き合ってくれました。 一緒に読書会をしていて良かったなと思いました。
代表は、「正しいことは正しい。年齢も国籍も関係ない。」とよく言います。そしてそれを体現しています。と同時に人に対して敬意を払います。私はそれが好きで尊敬しています。自身もそうありたいと思っています。
すみません、話が長くなりました。
読書会が始まってもうすぐ1年になります。これまでの本から学んだ知識や視点はもちろん貴重ですが、それと同じくらい貴重だなと思うのは、同僚とのコミュニケーションの取り方が良くなったと感じていることです。読書会を通じて一緒に学び、意見を交わしたことで、共通認識や相手の嗜好なども幾何か感じることがあります。相手の情報が増えることで、日々の仕事においてもコミュニケーションの取り方が良くなっていくのを感じます。関心事を共有することによって、人それぞれの新しい一面を知り、共通の価値観や目標を見出すことができる点もあるかもしれません。
「同じ釜の飯を食う」は、簡単に表すと「苦楽を共にする」という意味だと思います。読書会に参加して感じたのは、 それと同じ感覚です。会社の持っている課題や取り組みを 「読書会」 という行為で各々考え、ときには苦しみもあるが、前向きに考えていくことだと思います。共通の対象を通してプロジェクトのことや会社のことを一緒に学び、時には苦しみながら成長することで、より強い組織を作り上げていくきっかけかになるのではと感じています。たかが月1回の読書会かもしれませんが、こういった一つ一つの積み重ねによって社風が醸造されていくのではないでしょうか。
読書会始まって良かったな~~、良いきっかけと機会があることに感謝です!
“仲間との時間を過ごす” “知の共有” は私の財産です!
最後にわたしの一番好きなバリューの紹介をして、終えます。長文になり失礼しました。
「share and glow together」
私たちは分かち、ともに学ぶ